地域を歩き回り詳細に作成した「ハザードマップ」

可児市のアンダーパスは、15年前も危険が認識されていなかったわけではありません。

当時のハザードマップでも危険箇所に指定されていましたが、その後の可児市などの住民を対象にした調査では約5割の人が「ハザードマップを見たことがない」と答えました。

可児市は地域の防災力を高めようと、豪雨のあと、防災士の養成を始めました。

氾濫した場所の近くに住む、酒向さんもその一人です。

(土田自治連合会 酒向浩幸さん)「ハザードマップこちらの方に掲示してあります」
(桜沢気象予報士)「あ、もうこれ貼ってあるんですか!?」

浸水想定域などが記された市が作ったハザードマップのほかに、また別のハザードマップが…。

地域を歩き回り、オリジナルのハザードマップを作りました。

(桜沢気象予報士)「かなり細かいですね、自宅の家の建物、1軒1軒がわかるように…。【倒木の恐れ(老木)】とかもありますね…。【雨水が集中し道路が冠水】する場所…とか」

(酒向浩幸さん)「『自分たちの周りにこんな危険な箇所がいっぱいあったのか』という、再認識する機会を作ってあげることができた」