岩手と秋田にまたがり日本百名山にも数えられる八幡平に登山シーズン到来です。
関係者が山開きを行うと、登山者がまもなく開眼するドラゴンアイなどの絶景を楽しみながら山頂を目指しました。

30日の山開きでは、八幡平山頂レストハウスで神事が行われ、八幡平市や秋田県鹿角市の関係者合わせて60人が、シーズン中の安全を祈願しました。
例年6月1日に行われる八幡平の山開きですが、2025年は土日の混雑を避けるため平日に行われました。

(井丸キャスターリポ)
「待ちに待った八幡平の山開き。山岳会のメンバーが、山頂目指して登山スタートです」

岩手、秋田両県の山岳会のメンバーで構成された登山隊は、それぞれのルートで山頂を目指し、雪解けが竜の瞳のように見える「八幡平ドラゴンアイ」でおなじみの鏡沼などを眺めながら登山を楽しんでいました。
そして山頂に到着すると、ピッケル交換や万歳三唱で改めて山開きを祝いました。

(八幡平市山岳協会 工藤多弘副会長)
「さわやかな山開きだったと思う。八幡平にもっと登山する人に来ていただいて、豊かな自然を満喫してもらいたい」

百名山の中でも比較的気軽に登れることで知られる八幡平。



「ドラゴンアイ」の開眼は6月10日頃の見込みで、土日は混雑するため八幡平市観光協会はなるべく平日に訪れるよう呼びかけています。