県内最大の湖・諏訪湖を抱く諏訪市。ここで生まれたソウルフードがあります。
「テンホウ」のギョーザです。
客:「おいしい」「パンチがあるっていうのかな」
1956年に地域初のギョーザ店として創業した「テンホウ」。いまでは33店舗を展開し、県内では知らない人はいないほどです。

なかでもギョーザは、年間200万食を販売する大人気メニュー!
テンホウ諏訪城南店 小島亮平店長:「平日で100人前は出ていると思います。ギョーザが半額の日があるが、そういう日は1日2000人前は出ている」
一般的なものとはちょっと違う「ここでしか味わえない味」がソウルフードたる所以です。
その特徴は、シナモンや八角、フェンネルといった香辛料を使っていること。さらにうま味をとじ込めるため寒天も使っています。

工場で大量生産している現在も大切に受け継がれている創業当時の味。

しかし!そのレシピは、「テンホウ」の超重要機密なんです。
テンホウ・フーズ 五味節二工場長:「基本的にレシピを知っているのは2人だけ。私が作らせてもらっている」

そんな歴史と秘密が詰まった「テンホウのぎょうざ」ですが、まだまだ進化しています。
2018年にメニューに加わったのが、信州ならではの食材を使ったこの緑色のギョーザ…。
「野沢菜ぎょうざ」です。
テンホウ・フーズ 五味節二工場長:「開発に丸1年かけて塩味とか野沢菜の塩分とか、そこが一番難しいところだったんですけど」

テンホウ・フーズ 五味節二工場長:「タレとか醤油とかつけずに野沢菜の本当のうまさを味わっていただければと」