お米マイスターに聞く精米の重要性

大阪市平野区にある「西川米穀店」は、仕入れるお米のほぼ100%が玄米です。お米の専門知識を持つ「お米マイスター」の西川信一さんは「玄米から精米した時に、もう味がどんどん落ちていきます」と話し、精米したてが最も美味しいという考えから、玄米仕入れと、店頭精米にこだわっています。

精米は、玄米を機械に投入してぬかを取り除き白米へとしますが、西川さんは、「白米の周りに目に見えない旨味層があるので、それを残すため少し緩めにかけてます」と味を最大限に引き出すこだわりを明かしてくれました。

3年や4年経ったお米の味について西川さんは、「自分の経験からすると、あまり美味しくないんじゃないかな」と正直な感想を述べつつも、「やっぱり、ひと工夫がいる」と、食べ方次第で美味しくいただける可能性を示唆しました。