兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを告発した元県民局長の公用パソコンに保存されていた私的な情報が漏洩した問題で、第三者委員会は「(元総務部長が)秘密を漏洩したと認められる」との結論を公表しました。

漏洩の目的は何?「告発文書の信用性を弾劾する点」

調査報告書によると、元総務部長の井ノ本知明氏が、県議会議員3人に対し、元県民局長の私的な情報を漏洩したと認定されました。漏洩は去年4月頃に行われ、私的情報を印刷した資料を見せたり、口頭で伝えたりしたとされています。

なぜそのような情報を漏洩したのでしょうか。第三者委員会は、その目的について「元県民局長の私的情報を暴露することにより、その人格ないし人間性に疑問を抱かせ、ひいては告発文書の信用性を弾劾する点にあった」と指摘しています。