富山県と岐阜県間、総延長約93キロの連絡道路である、北アルプス薬師岳や有峰ダムを眼前に望む有峰林道が、今年は例年より遅れて6月4日水曜日から一般通行できるようになります。春先の低温で雪解けが大幅に遅れ、安全確保のための道路整備に時間がかかったということです。
開通するのは亀谷連絡所から有峰湖を経由して折立に至る路線や、有峰ダムから県境付近の東谷連絡所に至る路線などです。通行時間は午前6時から午後8時までとなっています。
ただし、水須連絡所から有峰湖に至る小口川線については、開通日はまだ決まっていないとのことです。
また、有峰ハウスも林道の開通に合わせて6月4日から営業を始めます。宿泊を希望する方は、ウェブサイトや電話で予約状況を確認できるそうです。

富山県は「大雨や落石などで通行規制をする場合もあるので、出かける際は最新情報を確認してほしい」と呼びかけています。
有峰林道は年間約4万台の車やオートバイが通行する、夏場の観光やレジャーに人気の林道で、昨シーズンは3万7052台が通行しています。
