大阪・関西万博の展示飛行は残念ながら中止となってしまったブルーインパルス。
その“幻のブルーインパルス”に燃料として供給されたのがSAFでした。

「SAF」とは、「Sustainable Aviation Fuel(持続可能な航空燃料)」の略称。
使用済み油などを原料とすることで、従来の航空燃料に比べてCO2の排出量を約8割削減することができます。その「SAF」を製造する、日本初の大規模プラントが今年度から本格稼働!

若林有子アナウンサー
「さあ今日はですね、鳥海さんと今大注目の新エネルギーSAFを取材するということで大阪堺にやってきました」

航空・旅行アナリスト 鳥海 高太朗氏
「楽しみですね。僕もSAFの取材をずっと続けているんですけど作っている工場に来るのは実は初めてなのでちょっと今日私自身もわくわくしてます」

作業服に着替えた二人・・・

鳥海 高太朗氏
「若林さん似合ってますけど新入社員の感じですよね」

若林アナウンサー
「いや鳥海さんは親方感がすごいです」

大阪府・堺市にある「コスモ石油堺製油所」の面積はUSJが2つ入るほどの広さ。
工場を案内してくれるのはSAFの国産化を目指し、様々なプロジェクトに挑戦している西村勇毅(にしむらゆうき)さん。
まずはSAFの原料となる使用済み油「廃食用油」を集める中継所へ!

鳥海 高太朗氏
「大きいトラックが来ていますが、何かあそこに入っているんですかね」

日揮 西村 勇毅氏
「この中に全国から集められてくる廃食用油が入ったボックスが入っています」

若林アナウンサー
「この油は1日でどれくらい運ばれてくるんですか?」

西村 勇毅氏
「この箱が1日当たり140個、14万Lが運ばれてきます」

すでに多くの廃食用油が集まっているように思えますが、まだ課題も・・・

西村 勇毅氏
「実は日本では、日本の中で発生した廃食用油の一部、一部といっても、10万t以上が海外に輸出されているというふうに言われていますので、国内でちゃんと資源循環していこうというのが我々の取り組みの目的になってます」