廃食用油の回収は私たちの身近な場所でも・・・

若林アナウンサーが大学時代に通っていたというイオンモール堺北花田店。こちらにはSAFの原料となる廃食用油を回収しているボックスがありました。

中を見てみると・・・
若林アナウンサー
「おお~!結構入ってますね。茶色い。色もそれぞれ違いますね」

西村 勇毅氏
「そうですね。使い方とか油の種類によって、色も変わります」

若林アナウンサー
「全然違う油に見えますけど、使えるんですか?」

西村 勇毅氏
「どれも使えます。我々の工場で、どのような油でも原料にできるようにやっております」


2022年時点から2030年までにSAFの使用を100倍増やさないといけない今、家庭から出る使用済み油をいかに回収できるかが鍵を握っています。


恵 俊彰
「ついつい油を固めちゃっている。家の中で固めて捨てちゃう」

コメンテーター 眞鍋 かをり
「固めたり、吸わせたりしている。でも、揚げ物の油を捨てる時ってちょっと心が痛みません?面倒くさいし、ちょっともったいない気もする。そう思いながら捨てているので、本当はもっといっぱいの油で揚げたいけど、ギリギリの量で揚げている。
業者さんから回収しているだけなのかと思ったら、一般家庭の使用済み油もちゃんと回収できる仕組みがあるっていうのは凄く良いなと思った。近場で気軽に、何かのついでに回収してもらえるようになったらめちゃくちゃ良いですね」

皆川アナウンサー
「私もいつも固めちゃってます。ギリギリまで使って」

恵 俊彰
「そういう(回収する)場所があるっていう情報もあんまり知らないかも」

皆川アナウンサー
「知らなかったですね」

恵 俊彰
「知っていたら固めずに、持っていこうかなって気持ちになるかもしれない」

工場ではこうして回収した廃食用油をコンテナで吸い上げ、遠心分離機で天かすなどのごみを取り除き、大型のタンクへ移した後、廃食用油はメインの製造装置にパイプを通して送り込まれます。

若林アナウンサー
「これがジェット燃料になるんですよ」

鳥海 高太朗氏
「これじゃあ飛行機は飛ばないでしょう」

若林アナウンサー
「そう思いますよね」

鳥海 高太朗氏
「ここからSAFに変身するわけですね」

「国内初の大規模SAFプラントを取材!使用済みの油がSAFになるまで_〈2〉天ぷら油で飛行機が空を飛ぶ!?持続可能な航空燃料SAFとは―_SDGs企画【ひるおび】」に続く)

(ひるおび 2025年5月1日放送より)