道頓堀川で確認された“あたりまえの奇跡”
ウナギといえば、かつて“死んだ川”とまで呼ばれた道頓堀川で、ニホンウナギの生息が確認されたのが2022年。汽水域で海や川とつながる道頓堀川には、本来ウナギは“あたりまえ”に生息していたはずですが、これまで環境の悪さや調査方法の違いで公式には確認できていませんでした。
近年、道頓堀川は水門の稼働や下水道の整備によって水質が改善されてきています。この取り組みとの関連性は不明ではあるものの、津田さんは「森・川・海のつながりを意識した私たちの活動の手ごたえを感じた」と語ります。