『ウナギと森』壮大な地球規模の命の循環
ニホンウナギは、太平洋のグアム近くで産まれ、海流に乗って日本にやってきます。河口付近や川で数年過ごし、成熟すると再び何千kmも旅して故郷の海へもどって産卵する…その命の営みは壮大で地球規模です。
その命の循環を支えるひとつが「森」だというのです。森から染み出した栄養素・鉄分が川や海の生き物を育てることで、ウナギなどの捕食者も育てる。牡蠣養殖から生まれた畠山さんの「木を植えることが海を育む」概念は、ウナギにも当てはまることを畠山さんは気仙沼で実感していました。