「ウナギを守りたい」漁獲数はピーク時の30分の1以下…

 去年、ニホンウナギの稚魚の漁獲量は7tを超え、少し回復傾向で「豊漁」といわれています。とはいえ、かつての全盛期(1960年ころの233t)と比べると今はそのわずか30分の1以下。「豊漁」とはいえ、依然として絶滅危惧種であることに変わりありません。

 「上流の森を豊かにすれば、ウナギが暮らす川やそのエサ環境も整う。大阪の食文化を支えてきたウナギを守りたい」

 そう語るのは、この植樹祭を立ち上げたNPO法人理事長の津田潮さんです。