奈良県明日香村の飛鳥坐神社に伝わる柄鏡が、国内最大の青銅鏡であることがわかりました。飛鳥坐神社に伝わる柄鏡は、鏡面径が1メートル22センチ、重さは260キロにおよぶサイズ。
この鏡は、神社の拝殿に明治時代からかけられ、昭和50年頃に旧社務所へ移動、5年前に今の社務所へ移動するのをきっかけに奈良文化財研究所と奈良国立博物館が調査を行っていました。
調査によると、背面に書かれている銘文から鏡は江戸時代のもので、当時の高名な鏡師が最先端の鋳造技術をもって製作されたこともわかりました。
また、当初奉納された伊勢から遠く飛鳥へ運ばれた可能性があるということです。
大型柄鏡は、今月24日の午前10時~午後2時に飛鳥坐神社で特別公開されます。