タクシードライバーも“不便さ”訴え
こうした現状について、市民に聞いてみると…
「文字がはげて読めないですね」
「この標識を目印にしている人が来て『あ、ここやった』と急に右に曲がったり(するかもしれない)。事故につながる可能性はゼロではない」
地元の小学生も…
「いつも帰ってくるときに『何この字?』って」
「無意味」
姫路市内を走り回るタクシードライバーは、その不便さを日々実感すると口にします。
(タクシードライバー)「ここの標識も全部見えないですね。今、お客さんも自分のスマホでナビを見せて『西延末の信号を東に行ってくれ』とか(言う)。そういうときに探して走ることはあります」
取材班は、真っ白な標識があったJR英賀保駅周辺にある18の交差点を見て回りました。すると、計71枚の交差点名標識のうち約40%にあたる29枚で文字が劣化していました。