盛り上がりを見せた名人戦ですが、対局で注目を集めたのが「勝負めし」です。今回、2人に選ばれたグルメとは。

毎回、対局で話題となる「勝負めし」。今回、宇佐市では昼食やスイーツなど46品の候補メニューを用意しました。

まずは「勝負めし」、1日目は藤井七冠が大分名物とり天のぶっかけうどんを注文。永瀬九段はウナギのかば焼きと白焼きを紅白に見立てたひつまぶしを選びました。

藤井七冠に料理を提供した「うどんや大黒」。今回の対局用に新たなメニューを考案していました。

(うどんや大黒・黒神賢司社長)「びっくりしました。まさか選ばれると思っていなかったので感無量です」

手打ちしたうどんの麺はもちもち。うどん出汁で味付けしたとり天と温泉卵を添えた一品です。藤井七冠と同じ料理を食べようときのうのランチタイムは多くの人が-。

(来店客)「コシがあって非常においしいです。おすすめです」「近くなんで行ってみようかなって。そしたらお客さんも結構いてびっくりしています。なんかいいことがあればいいなって思います」

続いては「勝負スイーツ」。藤井七冠はあんこを使った和菓子やゆずを使ったどら焼きなどを選びました。

北海道産の大納言を1日かけて練り上げた「鏝絵の町」。手がけている「堀菓子舗」にはさっそく反響がー。

(堀菓子舗・堀悦子さんと児玉和恵さん)「ありがたいです」「納品の時に会えるかなと思ったけど会えなかったです。残念です」

(来店客)「このお菓子が選ばれたと聞いて東京から買いに来ました。応援の気持ちも込めておいしくいただきたいなと思います」

永瀬九段はイチゴのパフェやシェイク、それにスムージーなどイチゴのスイーツを何度もチョイス。大量のイチゴを食べて勝利につなげました。

一方、将棋ファン獲得につなげようと宇佐神宮ではプロや女流棋士が複数の小中学生と同時に対局する多面指し指導が行われました。

(参加者)「すごく強かった」「いっぱいほめられたので内容がいい将棋が指せてよかったなと思いました。藤井聡太さんを超える強い棋士になりたい」

将棋熱に沸いた宇佐市。今回の名人戦は街の魅力を全国に発信する絶好の機会となったようです。