わんぱく相撲の全国大会が東京で開かれ、鹿児島県志布志市の小学6年生が、小学生最後の年に初の「わんぱく横綱」を目指しました。

菅間奏心くん、伊崎田小学校の6年生です。身長は167センチ、体重は…「104.8kg。2kg増えた」

大きな体をいかした押し相撲が得意な菅間くん。4月に行われた小学生の全国大会のひとつ白鵬杯で準優勝。しかし…
(菅間くん)「やっぱり優勝が良かったな」

練習は辛くて、いつも涙が出ます。
(吉元優成監督)「泣かないように教えているつもりだけど、泣いちゃうんで、泣き虫」
(菅間くん)「気持ち。ネガティブな気持ちになる」

気持ちの弱さを克服して小学生最後の年に初のわんぱく横綱になれるのか。

全国大会の6年生の部には海外を含め97人が参加します。菅間くんが目立たないほど、みんな大きな体です。

(菅間くん)「髪を切って気合が入りました。目標は優勝です」

会場には、相撲クラブの仲間たちから手作りの横断幕も届きました。
一度負けたら敗退のトーナメント戦。優勝候補が次々と敗れる中、菅間くんは準々決勝では自分より重い選手を相手に、順調に決勝に勝ち上がります。

その決勝。相手は同じ九州・熊本の大手くんです。実は以前のインタビューで…
(菅間くん)「(気になる選手はいる?)はい、熊本・宇土の大手星来」
九州大会でも対戦し、負けている相手、いわゆるライバルです。

決勝、菅間くんの決まり手は「押し出し」。得意のカタチで初の「わんぱく横綱」になりました。

(菅間くん)「色んな人の応援があって優勝できた。まだこのあと全国大会が2つあるので、次の全国大会でも優勝できるように頑張る」