◆金田喜稔さん
「負けてもそれを引け目に感じることなく、次のトレーニング、次の1週間後のゲームに照準を合わせて、さらにいい準備・最高の準備をして、次のトレーニングとゲームに臨む。これを繰り返すしかないんですよ、ピッチ上の選手は」

◆金田喜稔さん
「負けても相手を称え、気持ちを切り替えて次のゲームのために最高の準備をする。選手はそれを“演じ続ける”しかないと思っているんです」

◆金田喜稔さん
「子どもたち、その親、サッカー指導者、サポーターの方々に、『勇気』や『見てよかった!という感情』をピッチ上で与えられるのは、“演じる側”しかできないんです。選手たちは、そうしてサポーターに感動を与えるんです」

ピッチで“演じる”選手たちの気持ちを、誰よりもよく知る金田さんが語るからこそ、重みのある言葉だった。

そして、かつて「野球王国」「サッカー不毛の地」とも呼ばれた高知に誕生した“Jクラブ”。その運営も“ぎこちない”場面があるのは否めず、勝ち星が伸びないことも要因にはあるだろうが、ホームゲームの観客数もまだまだ増やしていかなければならない。

そんな今のクラブ、そして応援するサポーターの双方に“求められるモノ”があると、金田さんは話す。