長崎市は、ことし8月9日に開かれる平和祈念式典に向けて、日本に大使館がない国々にも「案内状」を送る方針です。この中には、核ミサイル開発を進める北朝鮮も含まれています。
鈴木史朗長崎市長:
「北朝鮮は、国連の代表部がございます。ということで、北朝鮮に対しては『案内状』が送付されると」
長崎市は、国際的な分断の克服をテーマに掲げ、4年ぶりに日本に大使館や公館がある全ての国・地域に、式典への参列を求める『招請状』を送付します。
さらに今年は、日本に大使館はないものの国連に代表部がある38の国々にも、被爆地訪問を呼びかける「案内状」を送る方針です。
「案内状」を送る国には、核ミサイル開発を進める北朝鮮も含まれています。北朝鮮に対し、式典への参加を呼びかけるのは初めてです。
一方、広島市が、式典開催を通知する方針を決めた台湾については「いずれにも該当せず対象にならない」としています。
平和祈念式典は、8月9日の午前10時45分から平和公園で行われ、去年より300席多い2700席ほどが会場に設けられます。