その後、「見染性」の性質を持つ品種の遺伝子を調べてみると、花びらが、花の付け根にある葉っぱのような見た目の「がく」の要素を持つことで長く咲き続けられることが判明。
「見染性」の品種と花が大きな品種を掛け合わせるなど30年の研究期間を経て、「島大K1」は誕生したのです。

島根大学生物資源科学部農林生産学科 小林伸雄 教授
「より色んな環境に植えても強いもの。あるいは皆さんが造っても栽培しやすいもの。そういう形で、もっと世の中を花で溢れさせていけるような、そういうものに取り組みたい」
「島大K1」をはじめとしたツツジの新品種は、しまね花の郷のほか、鳥取県南部町のとっとり花回廊でもしばらく鑑賞できるということです。