「基本的に廃止」も津波浸水想定区域は「継続」

気仙沼市は1日4回、防災無線で曲を流しています。午前6時に流れるのは洋楽の「恋はみずいろ」のメロディー。

ただ、情報の伝達手段が多様化し、大音量で流れることへの苦情もあるなどとして、防災無線による情報発信のあり方を見直す予定です。

気仙沼市危機管理課 佐藤充浩 課長補佐:
「防災無線の更新の時期を迎えるということと市役所新庁舎建設もあり、総合的に判断して見直しを検討している」

市は今後、防災無線を基本的に廃止。SNSやメールを使った情報発信を軸に切り替えます。

市民:
「結構、音が大きい。朝や夜に寝ている時に起こされてしまう」

市民:
「ネット社会で情報の入手先はSNS。みんなが触れているので文字で見直すことは便利」

一方で、市は津波浸水想定区域では、スピーカーからの呼びかけも継続します。

気仙沼市危機管理課 佐藤充浩 課長補佐:
「直ぐに避難しなくていけない災害については、外で働く人、観光客、漁業者には直ちに海から離れて高台に避難を大きな音で防災無線で呼びかける」

気仙沼市は2027年度の後半から防災無線の更新を始める予定で、曲を流すのは「正午」のみにする方針です。

ところで、防災無線で流されている曲は、どんなものが多いのでしょうか?