宮崎県新富町の航空自衛隊新田原基地所属の練習機1機が愛知県で墜落した事故について、防衛省は機体に乗っていたのは新田原基地の31歳と29歳の男性隊員2人と発表しました。

新田原基地所属のT4練習機1機は、14日午後3時すぎ、愛知県の航空自衛隊・小牧基地を離陸した直後、およそ10キロ離れたため池の入鹿池付近に墜落したとみられています。

防衛省によりますと、機体に乗っていたのは新田原基地の第5航空団飛行群第305飛行隊に所属する井岡拓路1等空尉(31歳)、網谷奨太2等空尉(29歳)と2人です。

2人が乗っていたT4練習機は小牧基地から新田原基地に向かう途中でレーダーから消失しましたが、機体にはフライトレコーダーが搭載されておらず、今後の原因究明が難航するとみられます。

15日の会見で内倉浩昭航空幕僚長は

(内倉浩昭航空幕僚長)
「捜索活動においては座席シートと思われるものや、航空機部品等を発見したものの、搭乗員の発見にはいまだいたっていません。国民の皆様に心配をおかけしておりますことを改めて心よりおわび申し上げます」

現場では、防衛省が250人態勢で捜索を続けています。