名門として知られる国立の筑波大学付属小学校で、児童がいじめを受け不登校になった末に転校や退学を余儀なくされるケースが相次いで発生していることが関係者への取材で分かりました。
筑波大学付属小学校では、2023年度にいじめをめぐって適切な対応がなされず、当時6年生の男の子が不登校になり、付属中学への進学を断念。
去年2月、小学校は、文部科学省にいじめによる長期欠席が疑われる「いじめ重大事態」として報告しました。
それに続いて、今年3月にも文科省に「いじめ重大事態」の発生を報告していたことが関係者への取材で分かりました。
新たに分かったのは今年6年生になる女の子のケースです。女の子の保護者によりますと、担任による不適切な指導をきっかけに5年生のときから複数の児童に暴力を受けるなどのいじめに遭って不登校になり、退学を余儀なくされたということです。
相次ぐ「いじめ重大事態」の発生について、佐々木昭弘校長は取材に対し、「学校による適切な対応がなされず、申し訳ない。女の子のケースでは教員による不適切な指導があったことも確かで、既に保護者に謝罪した」と答えています。
文部科学省の担当者は「適切な組織的対応がなぜできなかったのか。風通しの悪さなども調査して見直していくべきだ」としています。
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