事故車両の一般公開 JR西社長「踏み切れない」

脱線事故の一部の遺族は事故車両を現場に置き、公開すべきだと主張しています。事故車両は、吹田市にある社員研修センターに隣接する施設に移されることになっていて、外から見ることはできません。

JR西日本は先週あらためて車両を原則、一般公開しない方針を明らかにしました。

(JR西日本・長谷川一明社長)「事故車両というのは事故を起こした現場、そのものでございますから、それがどういう悲惨なものだったかということを想起させるための非常に大きな役割を果たすと思います。一方で現状においては、そういったことを一般的に公開することに否定的な考え方の方もいらっしゃいますので、いまただちに一般公開するということに踏み切れない」