Bリーグ。9日に始まるチャンピオンシップの準々決勝に挑む琉球ゴールデンキングス。2年ぶりのリーグ制覇に向けチームの意気込みをお伝えします。

レギュラーシーズン、46勝14敗。堂々、西地区1位を奪回し、チャンピオンシップ進出を決めたキングス。

今シーズンは、脇真大や荒川颯といった若手の成長。さらに、帰化選手・アレックス・カークを含むスリー・ビッグのラインナップも定着し、白星を積み重ねました。

桶谷HC
「辞めずにやり切ったところが西地区1位、46勝という結果になったかなと思うのでそれは良かった」「みんなの努力ですよね。一人、誰かとかではなくて、みんなの努力でこういう結果になったと思っています」

2年ぶりのリーグ優勝に向け、スタートするチャンピオンシップ。最初の関門、準々決勝で島根と対戦するキングスは、負けられない戦いに気持ちを引き締めています。

小野寺祥太主将
「CSということは1戦1戦大切になってくるので、DFの終わり方だったりとか、いいシュートで終わることが大切になってくると思うので、そういう部分含めてチームで共通認識を持ってやっていきたいと思っています」

西地区2位で、2年ぶりにチャンピオンシップ進出を果たした島根は、リーグ屈指のスコアリングガード・安藤誓哉を中心に、オーストラリア代表のニック・ケイ。沖縄県出身、元キングスの津山尚大など、タレント揃い。

キングスは今シーズン、全体の勝率こそ島根を上回るも、直接対決ではホームでの2敗を含む1勝3敗と負け越しています。

桶谷HC
「(島根は)基本的にはスリービッグの時間が長いので、リバウンドが強いというところと、やっぱり安藤誓哉を乗せたら、(チームも)乗ってくるところがあるので、そこの2つは驚異だなと思います」

天皇杯優勝以降チームが仕上がり、好調を維持するキングスですが、チームの精神的支柱だった岸本隆一は左足のケガで離脱をするなど、不安材料も―。

ここ数試合スタメン起用のルーキー、崎濱秀斗をはじめ、それぞれが奮起し、エース不在の穴を埋められるか―。

2戦先勝のチャンピオンシップでは、いち早く自分たちの流れを作り、勢いにのることが重要となります。

小野寺祥太主将
「僕らは今まで応援に助けられている部分もあるし、一緒に戦ってもらえたらと思います」「去年成し遂げられなかったチャンピオンもあるし、その部分でチャレンジャー精神の強い今シーズンだと思うので、アンダードッグにやっていけたら」

ヴィック・ロー選手
「(目標は)3冠」「西地区、天皇杯、Bリーグの3冠。まだどのチームも成し遂げていない」

ホームの大歓声を後押しに、キングスはさらなる高みへ挑んでいきます。