永眠する場所の新たな選択肢になるかもしれません。全国で2基目となる日本古来の墓地「古墳」を忠実に再現した墓が、香川県高松市に完成しました。

霊園の敷地に出現した巨大な前方後円墳です。竣工祭には、設計・建設した会社の社長で、明治天皇の玄孫(やしゃご)である竹田恒泰さんらが出席し、完成を祝いました。墓じまいなどが進む一方、樹木葬など新たな形の墓を求める人が増加していることから作られたのが、この現代版の古墳墓です。合同で埋葬される区画があるほか、1人用や2人用も用意されていて、墓の管理は霊園が行う永代供養になっています。

(前方後円墳 竹田恒泰社長)
「かつては古墳と言えば権力者が築くものでしたが、みんなで入る墓ということで、少しでもさみしさが紛らわされたらと」

現代に蘇った古墳です。高松ほたるローズガーデンで、あす、一般向けの内覧会が開催される予定です。