5月17日から始まる仙台・青葉まつりを前に、瑞鳳殿で地元産業の発展を願う「奉納の会」が開かれました。

伊達政宗をまつる青葉区の瑞鳳殿で開かれた奉納の会には、伊達家十八代当主・伊達泰宗さんや青葉まつりに参加する地元企業の経営者ら約50人が出席しました。

奉納の会は、伊達政宗に感謝するとともに地元産業の繁栄を祈願するもので、毎年、まつりの前のこの時期に開かれています。

8日は、宮城県内に本社や工場を置く38社が日本酒や笹かまぼこ、こけしなど地元の特産品や工芸品を本殿に奉納しました。

仙台市若林区のスーパー「むらぬし」は、伊達家の家紋をモチーフにした「仙台すずめ饅頭(まんじゅう)」などを納めました。

生鮮館むらぬし・村主芳治社長
「身が引き締まるような奉納の会で、もっといいものを作っていこうと改めて思った」

住宅設備などを手がける「タゼン」は、政宗の前立(まえたて)と同じ三日月型の「銅飾り」を奉納しました。

タゼン・田中善社長
「我々は外に目を向けがちだが、ここに住んでいる自分自身、市民、家族、みんながこの街で生活していて良かったと思えるような、大切な青葉まつりを次代にも継承していきたい思い」

奉納された工芸品は、5月22日まで瑞鳳殿の資料館入口に展示されています。

仙台・青葉まつりは5月17日と18日の2日間、開催されます。