「悪魔に魂を売る」社員を直撃
なぜ悪質な買い手だとわかっていたのに、M&Aを続けさせたのでしょうか。あの社員の開き直ったような音声が残っていました。

M&ADX社員
「この仕事をやっていて本当に金稼ぎてえって思ったら、一旦金に魂を売る。悪魔に魂を売る。財布なんてどこだっていいわけよ、俺ら。俺は、もう金に魂を売るって決めてるから」
これまでDX社に対して複数回にわたり取材を申し込みましたが、回答はありませんでした。
「悪魔に魂を売る」とまで発言をしていたDX社の社員。直接、真意を聞きました。
――(A社長を)買い手とするM&Aについてお伺いしたい

M&ADX社員
「答えることはないです」
――被害企業から訴えもあったと思うが、会社で対応されないのはなぜ?

M&ADX社員
「会社で検討されているので、僕から答えることはないです」
――すごい金額を抜かれていると相談されている。次の企業にも紹介しているのは相当悪質だと思うが

M&ADX社員
「私から答えることはないです」
DX社の牧田社長は悪質な買い手のことをどこまで認識していたのか。牧田社長に直接、ただしました。
――悪質な買い手と知りながら紹介してましたよね?

M&ADX社 牧田彰俊社長
「会社を通じてお話しいたします」
――何度も会社に問い合わせをさせていただいているが
「…」
――代表として説明責任を果たしていただけないですか

「…」
記者の質問に、答えることはありませんでした。
DX社は現時点で被害を訴える企業に対し、手数料の返金には応じていません。