昨夜、ユナイテッド航空の飛行機が関西空港の滑走路に緊急着陸しました。

関西エアポートによりますと、きのう午後7時すぎ、成田空港発、フィリピン・セブ島のマクタンセブ空港行きのアメリカのユナイテッド航空32便が、関西空港のA滑走路に緊急着陸しました。

国交省大阪航空局によりますと、飛行中に機内の貨物室で出火を示す警告表示が出たということで、乗客と乗員あわせて142人全員が脱出したということです。このうち乗客5人がけがをしたということですが、打撲や擦り傷で全員軽傷だということです。

乗客
「焦げ臭い感じでパニックになってました」
「怖いを感じる前に、もう出されたというか。機長が『Get out!』って言って、急いで出ました」

緊急着陸のあった滑走路は閉鎖されていましたが、午前2時半ごろ、全面再開されました。

国交省は「重大インシデント」に認定、きょう運輸安全委員会の航空事故調査官2人が現地に派遣され、関係者への聞き取りや機体の調査などを行う予定です。