石川県内の観光地は連休最終日ということもあり、おみやげを買い求める人や最後にゆっくりと食べ歩きを楽しむ観光客で賑わっていました。こうした中、物価高が今回の旅行に与えた影響について観光客に聞いてみました。

渡邉百音リポート「朝からポツポツと雨が降り続いていてあいにくの空模様だが、金沢市ひがし茶屋街には少しずつ客が集まってきている」

連休最終日の6日、金沢市のひがし茶屋街は最後まで旅行を楽しんで帰るという観光客で朝から賑わいました。

神戸からの観光客「昨日かなり回ったので、きょうはゆっくりと街並みを散歩して帰ろうかと思っている」

神戸から来た夫婦はホテル代の高さに旅行の日程を変更したそうです。

神戸からの観光客「2泊で来たかったが1泊にしたホテル代が高くて諦めた。土産は自分の欲しいものだけ九谷焼とかをひとつ思い出に欲しいなと思い買った」

一方、お金をかけるところを工夫したという人も。

神奈川からの観光客「ホテル代は抑えて観光や食べ歩きに使おうかなと思っている」

長野からの観光客「長野から来ました。宿泊費は5人で3万知り合いのところに泊まったので」

飛び石連休で観光客が分散した今年のゴールデンウィーク。喫茶店と雑貨店を併設する店では物価高騰の影響も加わり、買い物客の財布の紐は固い印象だと話します。

ひがしやま久連波・北西莉子副店長「インバウンドの効果もありホテルが高くなっているので、そのぶんもしかしたら日本人観光客は減ったかなと。小物も扱っているがそのあたりの財布の紐はちょっと固くなっているかなと」

一方、金沢市民の台所・近江町市場。新鮮な海産物を食べたり、お土産を買ったりと観光客が日本海の味覚を満喫していました。

観光客「おいしいごはんいっぱいあって楽しいです」

「お寿司屋さんがすごく並んでて、40組くらい並んでてマジかって感じです」

あしたから始まる学校に子どもたちは…。

子どもたち「だるい。ずっとゴールデンウィークだったら良い」

「楽しいことたくさんあったんで、頑張ります」

近江町市場でも今年のゴールデンウィークは自分たちの旅行を充実させるために消費を行う観光客が多く見られました。

滋賀からの観光客「大体10万から15万円くらいはかかった。ちょっと奮発して良い所泊まってるんですけど」「お土産とかはもう買わない。自分に使いたい」

大口水産・相畑政貴係長「海外の方も多いので、飲食の方は例年よりも多分、1・5倍とか1・2~3倍くらいは売れたと思うんですけど、その他の小売業がちょっと例年くらいか例年よりちょっと少ないかなくらいではあります」

物価高騰が続く中、観光客らは上手にやりくりをしながら連休中の旅行を楽しんだようでした。