最大11連休となった今年のゴールデンウィーク(GW)。各地で観光客が増加しています。にぎわいを見せている大分県別府市の宿泊施設では、国内外からの旅行者に対応する新たなサービスが始まり、地域全体でインバウンド対応が進んでいます。
ニーズに応え「ランチビュッフェ」
今年2月にリニューアルオープンした大分県別府市の「おにやまホテル」。ゴールデンウィーク前半は、九州をはじめ、中国・四国地方など近隣からの客が目立つ一方、海外からの利用も堅調に推移しました。

(韓国人観光客)「有名な温泉がたくさんあるので、ゆっくり休みたい」
おにやまホテル 衛藤昭治支配人:
「5月3日・4日・5日は、約9割の客室が埋まっています。後半は主に関東・関西からのお客様が大半を占めています」
一方、物価高の影響で宿泊費も値上がりする中、ホテルでは利用客のニーズの変化に応じ、新たな試みに取り組んでいます。
おにやまホテル 衛藤昭治支配人:
「観光旅館は1泊2食付きが主体なんですけど、1泊朝食のみで利用されるお客様も多くなりました。また最近では、インバウンドを含めた観光客が昼の食事をするところがなくて困っているということから、土・日・祝日限定でランチビュッフェを始めました。いろいろな面で利用してもらえるように考えながらやっています」

このホテルのランチビュッフェは、料金が大人2500円で、別府の名物「地獄蒸し」や、大分ならではの「とり天」をはじめ、全40種類以上のメニューを提供。GW期間中、5月6日まで営業しています。