野球部コーチから選手へ転身
金谷温宜さん。24歳、岡山県の出身です。午前3時からの練習を終えての出勤です。春の選抜甲子園に出場した鳥取県の米子松陰の職員として、野球部のコーチを務めていました。しかしチームに参加するため、今月再就職しました。
岡山県の強豪・創志学園で甲子園に2度出場。2018年の夏は2回戦で下関国際に敗れましたが、キャプテンとして2安打を放ちました。近畿学生野球に所属する和歌山大学でも4年間野球を続けました。民間企業を経て野球部のコーチ、2年間のブランクからの現役復帰です。

金谷温宜さん
「仕事をやらせていただくときに、どこかこう野球に未練があったというか、口では未練がないと言ってたんですけど、野球に対しての思いというかですかね、それは強く残っていたものがありまして。今、すごく充実した日々を送らせていただいてます」
勤務時間は通常通り、総務部で野球部の管理などの業務にあたっています。仕事も生活環境もがらりとかわりました。
金谷さん
「新しい挑戦になるので、不安だったりとかもあるんですけど、毎日毎日新しいことを経験させていただいているんで、そこは挑戦したからこそできる経験かなと思っています」
チームでは誰もいなかったことからキャッチャーを務めます。
金谷さん
「小学校6年の時、キャッチャーしたことがありますと言ったら、監督から『おーそれじゃ、じゃあやれ』と。キャッチャーやらせてもらって。ハハハ。そこからのスタートなんで必死ですけど、意気に感じてやらしてもらっています」