「国産が大豆なくなる」大豆農家の不安

大豆農家の石塚さん夫妻。大豆がアメリカとの交渉カードにされるのは、許せないといいます。

大豆農家 石塚晴香さん
「(大豆の輸入が)日本を守ることになるみたいに(政治家が)コメントしてる。なんなのって、そういう感じの心境です」

東京ドーム4つ分ほどの畑で、25トンほどの大豆を育てていますが価格は安定しません。

大豆農家 石塚さん
「我々ぐらいの規模感でも、もう数百万単位みたいな差とかが全然出ます。 大豆は博打だから」

大豆の生産量と価格を示したグラフ。生産量が少ない年は高値ですが、生産量が増えた年は急落していて、供給量によって値段の変動が激しいのです。

今、日本の大豆の自給率はわずか7%。アメリカからの輸入が増えて価格が下がれば、国産の農家はどうなるのかと、石塚さんは危惧しています。

大豆農家 石塚さん
「手間もかかるし、何か安定性がなくて、経営が成り立たないぐらい。だから大豆農家さんっていうのもどんどんいなくなって、国産大豆なくなるよなって」

影響を受けるのは農家だけではありません。