今年没後30年となる岡山県出身の詩人永瀬清子さんの作品を朗読する会が、きのう(3日)岡山市北区で開かれました。

(朗読・小林章子アナウンサー)
「あけがたにくる人よ ててっぽっぽうの声のするほうから 私のほうへ しずかにしずかにくる人よ」

永瀬清子さんは、1906年に現在の赤磐市に生まれ、1995年に亡くなるまで生涯現役の詩人を貫き「現代詩の母」と称されています。

朗読会が開かれたのは、今月2日、表町商店街にオープンした読書室です。朗読会では、永瀬さんとハンセン病療養所の入所者たちとの交流から生れた作品も朗読されました。

(訪れた人)
「偏見に満ちていた時に、人間対人間として」

読書室では、今後も永瀬さんの朗読会やハンセン病に関する講演などが行われる予定です。