山口県田布施町の田布施地域交流館で、あへん法の規定により栽培などが禁止されている「ケシ」が販売されていたことが3日、わかりました。県は交流館に対し、販売の中止と、販売されたアツミゲシの回収を指示しました。

山口県薬務課によりますと、県民から情報提供があり、柳井健康福祉センターが交流館を調査したところ、アツミゲシの販売が確認されました。アツミゲシはあへんやモルヒネといった麻薬の原料になる物質を含んでいて「不正ケシ」として植えたり栽培したりすることが法律で禁止されています。

交流館では、去年4月ポットに植えた2株が、ことし4月から今月2日までに寄せ植え1鉢と切り花6束が販売されています。

県は、心当たりのある人は田布施地域交流館(0820-51-0222)まで、連絡するよう呼びかけています。