今年3月に卒業した岡山県内の大学生の就職決定率は98.2%で、前年の同じ時期を1.4ポイント上回り、過去2番目の高水準となっています。

岡山労働局が発表したものです。昨年度、就職を希望した岡山県内の大学生は、今年3月末時点で5115人いて、このうち就職が決まったのは5025人でした。決定率は98.2%で、去年の同じ時期と比べて1.4ポイント上回り、4年連続の上昇となりました。記録が残る1992年以降で過去2番目の高水準となっていて、慢性的な人手不足を背景に学生優位の“売り手市場”が続いている状況です。

そんな中、労働局の調査では自己分析や企業研究が不十分なまま就職活動に臨み、企業とのミスマッチングが発生するという課題も出てきています。岡山労働局は、「各ハローワークで学校との連携を図りながら、現在も就職活動を続けている人の就職が実現できるよう個別支援に取り組む」としています。