田舎が秘めた力でゲスト呼び込む
この日のゲストは台湾から来た3人。日本酒が好きでこれまで何度も日本を訪れ酒蔵めぐりをしているといいます。観光客が行かないような場所を泊まり歩いているということで、世界で広く利用されている民泊サービスでここを見つけました。

台湾からの客
「静かな所を求めてここにきました。街なかのホテルには泊まりません。例えばきのう泊まったのは築150年ほどの古民家でした。日本の古い家を探しています」
海外の旅慣れた人たちが名前も知られていない地方の小さな集落を求めて訪れるのは、そこに田舎が秘めた力、日本人の尺度では測れない価値があるからだと染川さんは考えています。ゲストハウスはそういった需要を取り込む有効な手段になり得る。空き家に困っている人はノウハウを提供するのでゲストハウスを考えてみてほしいと呼びかけます。
染川さん
「ゲストハウスがなかったら、きょうの台湾のお客様も絶対上関に一生来ることはないと思うんですよ。少なくとも上関にゲストハウスが10軒とか建つと、それは目的地になり得る、観光地になるんでそこを目指してます」
私たちが気にとめない地方の魅力をゲストが発掘し世界に発信する。名もなきまちが新たな穴場となる可能性を秘めています。