掲げた「経済対策」総崩れの可能性も
なんとも危うい基盤の上にのるトランプ政権だが、今後のポイントは何なのか。

杉田さん:
「ズバリ言うとベッセント氏がいつまで生き延びて、そしていつまでトランプ氏がベッセント氏の話を聞き落ち着くところに落ち着かせられるかということ。それができなくなると、ナバロ氏・ラトニック氏あたりがまた力を持ってくるので、そうするといろんな乱高下がまた起きてしまう」
――本当は早めに関税の話を終えて、減税延長や規制緩和でV字回復して中間選挙へというシナリオなのだろうが、今後の大きなカギはやはり関税交渉か。
杉田さん:
「関税で歳入が増えるという担保がない限りは減税の延長ができない。共和党の中には財政均衡派もいるので減税延長が本当に実現するかどうかはちょっと見もの。もし減税延長が実現しないとなると、トランプ政権が掲げた経済課題は全て総崩れになってしまうということ」
(BS-TBS『Bizスクエア』 2025年4月26日放送より)














