4月29日でトランプ大統領就任から100日となった。政権発足直後から矢継ぎ早に政策を打ち出すも、多くの政策で国民からは低評価という調査結果も。果たして今後の展望は?
迷走する「トランプ関税」
「アメリカの⻩金時代が今始まる」
1月20日の就任式でこう話したトランプ氏が最初に取り掛かったのは、【不法移民の強制送還】だ。
トランプ大統領(1月24日):
「我々は悪質な犯罪者を排除している。こいつらは殺人犯だ。こいつらを最初に送還する」

ロイター通信によると、就任から1か月で3万7660人の不法移⺠を強制送還したという。
そして、トランプ氏が世界の国々に向け放ったのが【関税の集中砲火】。
▼2月4日の中国への追加関税を皮切りに、カナダ・メキシコにも
▼品目別では「鉄」「アルミ」「自動車」も対象に
▼4月2日、貿易相手国に対する一律10%+非関税障壁などを考慮した上乗せ分の「相互関税」を発表

しかしインフレと景気後退への懸念から相互関税発表翌日のダウ平均株価は一時1700ドルあまり下落。
結局、発動から13時間後に突然上乗せ分の関税を90日延期すると表明した。