長崎県内の高校生が考案した新たなボランティアで、一度、役目を終えたランドセルを回収し、次に必要とする子どものために再利用する「ランドセルリレー」の活動が長崎市で行われました。

中学校の一角に使い終えたランドセルが集められました。

ランドセルリレーを考案したのは、長崎市の淵中学校出身で現在、高校2年生の長田あかりさんと松本志衿さんです。

2人は今年1月から、母校の生徒にランドセルの寄付を呼びかけていました。

寄付した生徒(中1)「週末にとても重い荷物を持って帰った思い出。自分のランドセルを使ってくれる人がいるなら使ってほしいなと思う」

一つ一つに思い出が詰まったランドセル、初めての回収となった28日は約30個が集まりました。

長田あかりさん(長崎東高2年)「生活困窮者のためだと思っていたけど物を大切に使うとか、無駄がないようにするとかSDGsにもつながっていると思います」

松本志衿さん(青雲高2年)「長崎だけでなくて日本とか海外の子たちにランドセルを届けられるように活動を広げていきたいです」

回収されたランドセルはクリーニングやメンテナンスをして希望する長崎市内の園児へ贈られるということです。