作品展で思いがけない訪問も…

 兵庫県宝塚市で今年4月17日に始まった作品展『鈴木順子と仲間たち』。これまでに作った作品70点が並びます。1年以上かけて作った大皿は、会場の真ん中に飾られました。そして、思いがけない訪問も…

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 (大阪市立総合医療センター 林下浩士副院長)「覚えていないと思いますけど…本当に元気そうで。よく頑張っているな」

 事故直後、「たとえ助かっても意識は回復しない」と話していた医師が足を運んでくれたのです。

 (林下浩士副院長)「ここまで回復するのもびっくりすることですし、感動しかないです」

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 (順子さんの母 もも子さん)「(20年)しんどいなっていうのは正直ありましたが、(作品展を)開けるってそうそうないことだし、今までの苦労は無駄じゃなかったし、これからも前向きに生きていけるかなと思います」
 (鈴木順子さん)「(Qどんな20年でした?)一言ではなかなか言えないですね。いろんな方の助けがあって、ここまで生きてこられたと感じているので、ありがたいです」

 順子さんが描いた“群れで泳ぐ魚”。これまで支えてもらった人たちと自分を重ね合わせて、記憶しておきたいと話しています。