
櫻井記者
「すみません、被害者の方は謝罪を求めているのですが、謝罪の言葉はありますか」
宮城市議
「…(わずかにうなずく)」
櫻井記者
「被害者に対して謝罪もなしという事で」
宮城市議
「連絡あとでしますのでちょっとカメラはとらないでほしいんですけど」
RBCは宮城市議を何度も訪ねましたが、取材には応じませんでした。しかし数日後、宮城市議からメールが届きました。
宮城市議から送られてきたメール内容
「『元教師』が『元生徒』という立場の人に対して、このような話をしたのは軽率でした。深く反省しています。私は違法な取引だとわかっていて、彼女を騙して取引に勧誘したとの事実はありません。私も3つの投資をして300万円以上の損失を出しました。『返金と慰謝料』については、謝罪はすぐにでもしたいと思っています。法的な判断が必要となるため、弁護士と相談の上、慎重に進めます」
宮城市議は違法だとの認識はなく、自身も投資によって被害を被ったと述べています。またAさんに謝罪をしたいとしたものの、返金については弁護士と相談していくとして明確な考えを示していません。
この『ジュビリーエース』など名乗るグループの投資への勧誘は県内でも行われていました。杉山弁護士は「おかしい」と少しでも感じるような投資話には気をつけるよう呼びかけています。

詐欺事件に詳しい 杉山雅治弁護士
「今回のジュビリ―エースですね、非常に多くの被害者と被害金額を出しました。それでも首謀者は罰金300万円と執行猶予がついて終わりなんです。これでは本当にやったもの勝ちになってしまいます。刑罰を重くするとか、しかるべき賠償責任を負わせるとかそういった法的整備が大事だと私は思ってます」
こうした被害を生み出さないような法整備が求められています。