誰かに相談できなかったのか

誰が気付くことができなくても、Aが4人目の妊娠を相談できていれば、こんな結果を招くことはなかったのではないか。裁判で何度も問われた。

Aが妊娠を確信したのは、2024年の8月から9月ごろ。しかしこれまでの経験から、交際相手にも母親にも、妊娠を告げることができなかった。

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【この記事の前編】自宅の庭で出産、直後に我が子を胸にうずめ… 殺人罪に問われた母親「A」の裁判で問われたもの【傍聴記・前編】
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交際相手の男性も証言台に立った。Aのお腹は出ていなかった、と当時を振り返った。

Aの交際相手:「自分は鈍感すぎて気づけなかったと後悔している」

そしてAの母親も、最後まで妊娠に気付かなかったという。


A:「言ったら避けられる、別れようって言われるんじゃないかな、とか思って、言えなかった」

弁護人:「中絶しようとは? 」

「A」が立った那覇地裁の法廷

A:「育てたいとは思っていました」

弁護人:「今回は育てられると思ってた? 」

A:「育てられるかはその時考えられなくて、育てたい、という気持ちはありました」

弁護人:「3回目の時と違ってた? 」

A:「相手がいる」


しかしその後も産科を受診することはなく、12月を迎える。