時代に合ったサービスの形を追求

海外など旅行先の選択肢が増加し、指宿での宿泊者は減少しています。ピークは、平成2年の137万人で、令和5年は48万人と最盛期の半分以下になっています。

現状を踏まえ、指宿いわさきホテルは建て替えを決め、2030年をめどに今のような大規模施設ではなく、富裕層向けのコテージを複数、整備する計画です。

岩崎CEOは、地方やサービスへの価値観を変え、時代に合ったサービスの形を追求し続けます。

(いわさきグループ 岩崎芳太郎CEO)「日本の観光は人数で語りすぎ。10分の1に減らして、部屋数を。その代わりに、20倍のお金を使ってくれる人たちが泊まるホテル(にするには)どうしたらいいのかなってことを考えないといけない」

さらに県全体の観光の発展には、行政主導ではなく、地域に暮らす私たちがふるさとを見直すことが大切だと話します。

(いわさきグループ 岩崎芳太郎CEO)
「指宿と霧島という観光地を主体にして昭和40年代、50年代からやってきて、そこから新しいものがない」

「その地域に住んで何かを営んでる人たちが、外から見に来てもらうような何かを持たない限りは(観光振興は難しい)ということだと思う。鹿児島としては原点に戻るべきじゃないのかなと思う」

地域をけん引してきたホテルの新たな挑戦がまもなく始まります。