フジ・メディアHDの新たな取締役候補として大株主が提案したNEXYZ.Groupの近藤社長は、SBIの北尾会長から打診されたのは今月上旬だったと明かし、「新しい常識を作りたい」と決意を語りました。
フジテレビの親会社「フジ・メディアHD」の経営体制をめぐり、フジの大株主であるダルトン・インベストメンツは16日、“日枝体制の残滓一掃”を掲げ、SBIHDの北尾吉孝会長兼社長ら12名をフジの新たな取締役候補として株主提案しています。
この取締役候補の一人で、メディア広告事業などを手がける「NEXYZ.Group」の近藤太香巳社長は22日、JNNの取材に応じ、ダルトンや北尾会長から取締役候補を打診されたのは、今月上旬だったと明らかにした上で、当時の心境をこう振り返りました。
NEXYZ.Group 近藤太香巳 社長
「驚きました。少しの迷いはありました。でも、悩んだ時間はおそらく数秒とか1分とか2分で、恩師の北尾会長からお声がかかった以上は全力でやるしかないと」
近藤社長はSBIの北尾会長について「25年来の付き合いで生涯の恩師」と表現。微力ながら自分ができることを精一杯取り組みたいと意気込みました。
NEXYZ.Group 近藤太香巳 社長
「実業家はゼロイチ(0→1)を作らないといけないし、僕は今までゼロイチをずっと作ってきて、衛星放送もブロードバンドも日本一普及させてきた。これまでなかった常識を作ってきたという自負はある。業界やしきたりにとらわれず、新しい常識を作りたい」
新しい常識の具体例として、近藤社長は▼全番組のオンデマンド配信や、▼ニュースとバラエティの同時放送などを挙げました。
一方、ダルトンが事実上の経営陣の総入れ替えを求めていることについては否定的な考えを示し、社内出身の役員は必要だと指摘しました。
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