「蔵開きは、酒造りの素晴らしさ伝える努力ができる場」賀茂鶴酒造社長 トランプ関税で先行き不透明のなか

また、賀茂鶴酒造の”蔵開き”には去年を上回る人出があったということです。

夫婦で参加した来場者
「2月に結婚して、初めて来た。すごく楽しい」
「いいお酒ばかり飲ませていただいて、本当に」

賀茂鶴酒造では、去年12月のユネスコ無形文化遺産への登録が、輸出やインバウンドに追い風になると期待していました。

しかし、トランプ関税で国内の先行きも不透明になるとの見方を示しています。

賀茂鶴酒造 石井裕一郎社長
「なかなかお金を使ったり、お酒を飲んだりというところの出足がにぶってくると、影響を受けるんじゃないかと」

石井社長は「酒蔵には酒造りの素晴らしさを伝えていく努力が必要」と強調していました。

賀茂鶴酒造 石井裕一郎社長
「お客さんに、お酒のこと、賀茂鶴のこと、あるいは西条のこと、東広島のことを一言ずつ声かけを多くしてわかっていただいて、日本酒ファンになっていただく。そういう努力をできる場として、蔵開きはとても大切だと思っている」

”蔵開き”のイベントは、東広島市に10あるすべての酒蔵が参加していて、3週間にわたり毎週末の土曜日に、酒蔵を分けて開催しています。

今週の土曜日、26日には、4つの酒蔵で実施される予定だということです。