飛び石連休を休みやすく 会社全体で休む企業も

山形キャスター:
“飛び石連休”に対応している企業もあるということです。

デジタルマーケティング「ファンコミュニケーションズ」では「飛び石連休有給促進制度」を2016年から導入しています。今年のGW制度利用率は全体の約19%ということです。社員は「制度化してくれることで有給が取りやすくなった」といいます。

また、電気設備資材メーカー「未来工業」では「オセロ休暇制度」があり、土日祝日に挟まれた平日は、会社全体がお休みになるということです。担当者は「休みを増やすことで社員のやる気が上がる。今年のGWは11連休です」と話しています。

井上キャスター:
この制度を「羨ましい」と思った新しい優秀な人材が来てくれるかもしれませんよね。

大和証券チーフエコノミスト 末廣 徹さん:
消費が足りない時代というより、今は人手不足の時代なので、経済全体でいうとみんなで休むことが、良い訳でもなかったりします。ただ、休むときは連休にして、まとまった消費を出すことは、経済全体にとって良いことだと思うので、非常に良い制度だと思います。

井上キャスター:
日本はどちらかというと、今まで「休まなすぎた感」もあるのではと思います。

大和証券チーフエコノミスト 末廣 徹さん:
休むことによって、1人当たりの生産性が増えれば、生産も増えてサービスも良くなって、良い循環に入るということはあるかもしれません。

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<プロフィール>
末廣 徹
大和証券チーフエコノミスト
物理学から金融・経済学まで幅広い分野で学位を取得
多角的な視点から日本経済を分析する新世代エコノミスト