「ラーケーション」愛知県など実施 すでに17.3%が取得
教育現場では、平日に学校を休んでも欠席扱いしない制度を導入している自治体も増えているといいます。

「ラーケーション」とは「Learing(学ぶ)」と「Vacation(バケーション)」を掛け合わせた造語です。
先駆けとなった愛知県(名古屋市除く)では、2023年度から公立の小中高校生を対象に導入しています。2024年の調査では「既に取得した」という方が17.3%いました。
実際にラーケーションを導入している中学校に、今年の状況を聞いてみました。
愛知県・江南市立古知野中学校では、年に3日取得が可能で、前日までに申請すればOK。休む理由は必要ありません。
生徒819人のうち、GWの間の平日でラーケーションを取る申請した生徒は
●28日 7人
●30日 8人
●1日 5人
●2人 8人
いるということです。
水谷政名校長は「コロナ禍から皆勤賞を廃止した。休む時は休むことを、子どものうちから身につけてほしい」と話しています。
井上貴博キャスター:
「年に3日休める」「前日までに申請する」というのは、社会人の有給休暇に近いのかなという感じもします。平日しか休めない親御さんがいるということも考えると、ある程度フレキシブルでもいい時代だと思います。

大和証券チーフエコノミスト 末廣 徹さん:
たまたま去年、下の子が幼稚園で皆勤賞だったのですが「よく頑張ったね」と言うと、無理してしまうのではないかと思って、あまり言わないようにしました。時代が変わってきていると思います。