夏の参院選挙に向けて政党の熱も上がっています。
逆風の中の自民党が着々と準備を進める一方、野党間には隙間風が吹き共闘には ほど遠い現状です。
夏の暑さの日差しがふりそそいだ19日。夏の政治決戦に向け、ひときわ熱くなっていたのは

自民党 現職 森屋宏氏:
「私たちの訴えの熱量を評価いただいて、私自身26年間の政治生命をかけてこの選挙を戦っていく」
森屋宏県連会長の3選を目指す自民党。
選対本部会議には長崎幸太郎知事や党所属の議員らが顔を揃え、裏金問題から続く逆風の中、結束を誓いました。
また、初めてSNS対策局を設置し、情報発信などを強化するとしています。
自民党 選対委本部長 永井学参議員議員:
「今までと同じような事をやっていたのでは勝ちあがれないと思っています」
一方、共産党は参院選山梨選挙区に、去年の衆院選で山梨1区に立候補した早田記史さんを擁立することを決めました。

共産党から立候補予定 早田記史氏:
「物価高騰対策が一番求められていることだと思います。一番特効薬になるべきことの消費税5%への減税」
また、候補者の擁立が決まっていない立憲民主党に対して野党共闘の協力を呼びかけると明らかにしました。
共産党県委員会 花田仁委員長:
「(去年の)衆院選では立憲県連から共産党とは一緒にやらないと表明があったが、そのことを変更する表明は現時点で(立憲からは)ない。門戸を閉ざしたことは一回もありませんから、積極的に(共闘を)呼びかけていますから」
その立憲民主党は独自候補を模索していますが擁立のめどは立っていません。

国民民主党が後藤斎前知事を擁立し、旧民主党系候補の一本化が課題となる中、立憲県連内には後藤前知事に対する反発が根強く、今月26日のメーデーまで結論は絶望的と野党間の隙間風が浮き彫りとなっています。

なお、参院選山梨選挙区には参政党の新人永田己貴さんも立候補する予定です。