雨が少ない状態が続き、愛知県の東三河地方に水を送る「豊川用水」では、6年ぶりの節水が始まりました。

豊川用水は豊橋市など東三河の5つの市に水を供給しています。最大の水源である宇連ダム周辺では、去年12月以降、雨の少ない状態が続き、貯水率はきょう午前0時の時点で35.9%と、平年の半分以下です。

午前9時から農業用水、工業用水、水道水で5%の節水が始まり、豊橋市では節水への協力を呼びかける懸垂幕が掲げられました。

(豊橋市上下水道局 根本和弘さん)
「この節水が始まったことをきっかけにこれまで以上に大事に大切に水を使っていただきたい」

節水が行われるのは宇連ダムの貯水量がゼロになった2019年以来、6年ぶりです。