新入生のひとり木山康成さん(65)です。鹿児島市で妻と2人暮らしで病院の調理師として働いています。

(木山康成さん)「学びたい、勉強がしたい。高校にも行きたかった」

広島で生まれ、5人兄弟の次男として育ちました。4歳のときに父親を事故で亡くし、6歳のときに2つ上の兄が病気で亡くなりました。

家族の生活を支えるために小学5年生から近所の飲食店で働き始めます。週5日、学校が終わると夕方から夜まで働きました。

(木山康成さん)「とにかく働かないと、お金を入れないと兄弟たちを食わせないといけない」「勉強をしたいという気持ちがあったが、疲れてていつも寝ていた」