パビリオン5か国は“開館メド立たず”

14日の万博会場は…

記者
「万博2日目。平日ですが天候も良く、賑わいを見せています」

来場者
「今日は最高。雨の日は行かない方がいい」
「天候に左右されますね」

また、内装工事などの関係で開幕日に間に合わなかったパビリオンもありましたが、工事関係者に話を聞くと…

インドのパビリオン 現場責任者
「(公開は)水曜日!水曜日!水曜日の2時だ」

一方で博覧会協会は、インドを含む5か国のパビリオン開館の目途が立っていないと話しています。

このほかにも開幕前に、爆発の危険があるメタンガスが基準値を超えて検出されるなど、様々な課題を抱えながら始まった万博。

それでも、この万博を商機ととらえているのが大阪の商人たちです。

万博に“商機” 商店街もウハウハに?

株式会社大阪バスワンダークルーズ 南谷 聡さん
「調子いいです!このまま大阪を盛り上げていって、万博も半年間ですけど、このまま走り切って欲しいなと思います」

万博によるインバウンドに期待を寄せるのは、大阪の観光地・道頓堀でクルーズ船を運営する企業の担当者。乗り場は行列で、ほとんどが外国人観光客です。大阪の街をおよそ20分かけてまわりますが、早くも“万博効果”が出ていました。

アナウンス担当者
「大阪万博に行く人は?おー、思ったよりいました」

1日およそ1000人の観光客のうち、ほとんどが外国人。そのためガイドも日本語と英語で行います。

アナウンス担当者
「道頓堀のグリコサインです!後ほど写真撮影の時間設けますので、慌てる必要ありませんよ」

運営企業は万博にあわせ増加する外国人観光客に対応するため、英語を話せるスタッフを増やす方針だといます。

インドネシアからの観光客
「サクラの季節でもあるし大阪万博もあるから、この時期がいいと思ってきました」

イタリアからの観光客
「日本は素晴らしいところだと思います。明日は大阪万博へ行きます」

約100の店が軒を連ねる、戎橋筋商店街では、外国人観光客に向けて、クイズなどを使って店主らでつくる振興組合が、商店街の魅力や観光マナー向上をPR。

さらにスマホの翻訳アプリを駆使しながら、商店街を案内します。自分の店の前を通った時には、しっかり商品をPR。

藤森キャスター
「商店街のツアーはどうでした?」

フランスからの観光客
「とてもよかったです。新しい情報を探してくれたので、とても良かったです」

戎橋筋商店街 堀六人 副理事長
「万博が外国の方に認知されていって、さらに(観光客が)増えて、私のお店の売り上げも増えたらいいなと思っています」

藤森キャスター
「そうなるんじゃないですか?」

戎橋筋商店街 堀 副理事長
「そうなるとウハウハじゃないですけど、嬉しい悲鳴になればと思う」

この万博で、大阪府と市が負担する費用総額は、約1348億2000万円の見通しです。